鰻を食する

あの青い肉の塊を見せられるまでは、気が向けばごくたまに、マックへ行った事もあった。

定番のテリヤキバーガー?
あれって私の口には、恐ろしく甘すぎるんですよね。
でも三年に一回ぐらい、再度チャレンジして来たんです。
その理由?

1 こんなに人気が有る商品なんだから、きっと以前食べた私の舌がどうかしてたんだ、きっと美味しいはず!

2 もしかしたらマイナーチェンジしてるかもしれない。少しは私好みに近づいてるかもしれない!

…で、結局食べて後悔するんだけどね。
やっぱり口に合わないと。
まあ、今はもう行かなくなったから、どーでもいー話だけど。


で、多分これに似た心境だったんだと思うのね、旦那。
鰻が食べられないと、ずっと聞いていたから、そう思ってたの。
そしたら先日、言うのよ。

「鰻でも食べに行くか?あそこの店。」


わが家の近くに、古ぼけた鰻と割烹の店が有るんだけどさ。
どうも噂で聞くと、都内からも足を運ぶ客が居るぐらい旨いとか。
鰻のうまい、不味いなんてよく分かんないわ。
あのくっそ甘いアレに浸かった白身でしょ?
どれだって同じじゃね?
…と、そう思うのは私だけか?

流石に中国産は生臭くて、皮が分厚くてゴム状で、ひどいけど、日本産はどれもフツーにイケると思うんだが。

それよりも何よりも、貴様、本当は鰻食えるのかよっ?!
と、今まで騙されていたその精神的ダメージのほうがデカかったのだが、鰻食べて機嫌直せばいいやと、出掛ける事にした。

家からはほんの250メートル。
また「そんな距離歩かないなんて、マラソンのアップ(だかダウン)より短いわ、ボケ!」と、あの方にぶっ飛ばされそうだけど、しっかり車で行った。




店内は、庶民派居酒屋的なエリアと、個室有りの宴会場エリアに分かれていた。
予約も無しで行ったので、居酒屋チックなエリアへ。




あーもうひどいわ。
ジモティの一杯飲み屋になってる。
店員ゲラゲラ客と一緒に笑い転げて、クソやかましい。
そしてヤニくさ。
自分が喫煙者だった時は、気にならなかったかもしれないが、換気無いとひじょうに辛い。


鰻は注文受けてからさばくようで、うな重出てくるまで、30分ほどかかった。
旦那は一切れ食べた後に「やっぱ食えない!」と、半身私に放り投げた。


おい、おい、おい!
3000円のうな重だぜ!?
上だけほじくって、皮丸々残して、子供じゃないんだから…。
旦那のテンションは、ブラジルまで落ちた。

タレはあっさりで、以前そこも有名で旨いとされた他の店の物より遥かに旨かったが、いかんせん環境が、残念すぎたわ…。

やっぱりそれなりのお値段なら、部屋とか、椅子とか、空気とか、接客とか、もうちょいどうにかせよと感じた次第。


自分が料理を提供する時は、せめて笑顔で出そうとココロに決めた。



不良UC患者ねこうさぎの食卓

難病指定の潰瘍性大腸炎UC/IBD患者の食事。 GOOD食事、NG食事、本日の食事、食事療法、食事方法、レシピなどなど。 炎症性腸疾患・クローン病などの方の情報交換の場になればいいな。 食を客観的に見つめて日々の生活に活かしましょう。

0コメント

  • 1000 / 1000