我が家のクリスマス
幼い頃から、神社、仏閣には馴染みはなかったが、その代わりに教会に通って育った。
クリスマスは、それはそれは盛大で、外人のサンタと本物のトナカイを見せつけられた私は、小学校一年生までサンタの存在を信じていた、おめでたい子だった。
毎年のケーキは楽しみで、あの美味しくもないサンタの砂糖菓子の取り合いを、姉弟3人でしたものである。
ところが旦那は、そのようなイベントには無関心で。
決してチャラけたわけではなく、純粋にクリスマスを祝おうと思っていただけなんだが、「ケーキとか意味わかんねーし。」的な発言を彼の口から聞いてからは、聖夜には日常の平凡な日を装うようにつとめていた。
(リースで無言の主張をしながらも。)
そして無言で勝手にケーキを用意して、日常を装い食べようと画策していたんだけど。
なんとなくアホらしくなって、今年はそれもやめた。
ビーフシチューと、スモークチキンサラダを作り、ココロの中で教会方面にご挨拶。
それでも旦那は、可愛がってる甥っ子たちには、プレゼントを送ったりしてね。
アリなのか、ナシなのか、全くよく分からない人だよ。
クリスマスに嫌な思い出でも合ったのかしらね?
なんて思いながら、お迎えメールを待つ。
仕事が終わった旦那から、やっとこさメールが来る。
「終了、1915。(19時15分、駅に迎えに来いという意味。)ケーキ買ったか?」
…、はぁ?
買ってねーよ。
ねこ「買ってない。買ったら怒られると思ったから。」
「そうか。」
なんなんだよ、いいのか悪いのか?
買えば良かったじゃん。。。
くっそ。
ごめん、イエス様。
なんてね。
そんなに信心深い大人には成長しなかったよ、私。
私もケーキを食べたいだけの、冷やかし聖夜組と一緒。
ふ。
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